ジャンボ !
平和です。
先月実施された大統領選挙、接戦だった結果を巡って2位(敗北)となった
オディンガ候補が「不正操作」を理由にケニア最高裁に起訴し、
投票を処理する選挙委員会7名のうち4名が
正式な選挙結果が発表される時に別の場所で記者会見を開き、
「不透明な投票処理プロセスに同意しかねることから、
ここに我々4名は結果に同意しかねる。」
photo source ; https://elections.nation.africa/2022/
画像引用元
と反旗を翻すなど、、、、
こ、これは。。。。
ともう毎回の選挙で恒例になりつつある社会の混乱に発展のシナリオまたか。。。
という暗雲の行き先。
しかし一つだけ今回の選挙で違ったのは
町で聞いた多くのケニア人が口にした
「 We want PEACE 我々は平和を守る 」
という言葉。
コロナ、物価高騰、危ぶまれる食糧危機
そして昨年から続く天候不順による農作物の3期連続壊滅状況。。。
これに以前のような国中が暴動になるような事態が起きたら、人々の暮らしはどうなるのでしょう。。。。?
15年前のこと。
同じくオディンガ候補が今回のように接戦で敗れ、
「 不正だ! 」
(ケニア政治に詳しくない自分が見ても明らかにオディンガ候補が本当は勝利だろ。。。。と感じた内容だった)
と国民が声をあげ、国中が暴動へと発展し、最も荒れた2007年の選挙。
これを火種の中心地だったオディンガ候補を支持する部族ルオ族の町
キスムで見た自分は
町が燃やされ、多くの商店が破壊され、略奪される現場を目撃。
当時も国際機関からは
「経済的にも政治的にも成熟してきているケニアでは
もうルワンダで起こったような国規模の虐殺など、
そういったレベルの暴動が起こることはないだろう。 」
そう言われていたのです。
しかし結果は国中で暴動となり、部族間の殺害にまで発展し
1,000名以上の、いいですか 1,000名以上ですよ。。。。
死者が出る惨事にまで発展。
photo source ; https://www.afpbb.com/articles/-/2331440
画像引用元以来、海外からの途上国支援は激減し、
観光客もほぼいなくなり、、、回復まで10年かかり、、、、
産業セクター全てが大打撃を被り。。。。
ある意味、
ケニア国民全員が苦い思いをした
2007年の大統領選挙後の暴動だったわけです。
で、
今回は大分聞かなくなってはきたものの
2年前からしばらく続いたコロナ騒ぎ。。。。
低所得者層が大衆であるケニアでは特に都市部の現金に頼る人々に
ここのところ続くインフレと共に
大きなダメージを与え、治安も悪化したまま。
さすがに先が見えない今、
大統領選挙で以前の2007年のような再び経済的に打撃を受ける事案は
もう息の根を停められかねん、、、、と。
そういう背景もあり
なんであれ 平和を守る と 発展したように感じます。
疑い深い外国人の自分は
大変喜ばしいコメントだが、、、、さて現実はどこまで???
また一部は暴れるんだろう。。。。??
と疑っておりました。
というのも国中の暴動とかになると
ここの山の中のキャンプ場にも暴徒に荒らされる という可能性も無きにしもあらず。。。
気をつけないと。。。。
でも、ふたを開けてみると。
結果は揉めに揉めたものの、、、、
全ての候補者は口酸っぱく 暴れるんじゃない!
と言い続け、小さなデモはあったりしたものの
暴動はほぼゼロ。。。
今回の選挙でケニア国民が平和を選んだということは、
ケニアにとって大きな前進である と感じています。
いろいろありましたが。。。。
発展途上国アフリカの殻を一つ脱皮したのではないでしょうか。。。
そうなると、こちらも期待大。
観光客が再び海外から戻ってくる可能性が高いではないですか!
山奥の宿の方は選挙後の最高裁での判決後も
暴動がないとなった先週末は
今までナイロビから出れなかった人たちが押し寄せた、
という感じではありました。
食事もサウナもハイキングも
お客さんを唸らせるレベルまで到達してきたことだし、
鍋は大好評でリピーターが増えてきています
これからはもっと広告に力を入れるべきなのかもしれません。
チラシ、インターネット、動画、標識 と
全てもっと効力を増すようにブラッシュアップしていこうかと。
まあ、引き続き
楽しく のんびり マイペース で
アフリカ山奥の温泉キャンプ場プロジェクトをまい進させていただきます。
最近では 祭り をやっぱりやりたいよなー
わくわくしながら、いろいろ構想練っております。
それでは、また次回!
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