2年目の異常な雨 ケニヤ ニモ マケズ

 

ジャンボ !

東アフリカの大雨季は3月から5月ですが、

それにしても今年の雨季もよく雨が降りました。

昨年2024年に

雨やら嵐やらの異常気象が世界各地で起こり、

アジアでは大嵐、砂漠地帯で普段は雨も降らないドバイで洪水、アフリカでも洪水、

ケニアではナイロビのスラムの家が流されたり、ダム決壊など、

どれも今まで聞いたことのないような種類とレベルの災害。


アースキャンプからナイロビの道中
昨年崩壊して洪水を起こしたダム、マイマヒウ・ダム付近の陥没した道路

超危険 




今年2025年は大きな災害にはならなかったものの、

雨量的には前年と同じぐらい降ったかと。

ただ、インターバルを開けてまんべんなく降った感じがあり、

おかげでここ周辺の未舗装アクセス道路たちも

それなりに利用可能な状態をキープできていました。


首都ナイロビ市ではあれだけ多くの場所が洪水状態になったにも関わらず、

ナイロビ市がその後1年経っても下水などの工事をほとんど行っていないとかで、、、

相変わらずスラムの一部では家が流され、道路が下水の川となり、、、

怒った住民がナイロビ市に訴訟、、、

ケニアの現実もなかなか大変なのです。。。

先週も4つのダム付近の住民に避難勧告が出されていましたが

大丈夫でしょうか まだ雨は降っています。


こう雨が多いと、

キャンプ付近の道路はなぜか行政がなかなか何もしてくれない、、、ので、

(当方及び、村人で言い続けてもう3年。。。)

もう最近ではここでの自分の 趣味 となりつつある

鍬を使っての道路メンテ仕事がなかなか忙しい


いいもんですよ。

いい汗かきますし、道路は通りやすくなりますし、

村人からは絶賛されますし。

ただ現実と言いますか、、、

賃金を払わない限り、誰も手伝おうとはしませんね。 (笑)

時折、羊とヤギを放牧しているマサイが

一人で黙々と作業する自分を見て

どこか悪く感じるようで、

(ソーリー、ソーリーと言ってることからも分かる)



30分ほど手伝ってくれるぐらい。。。




そう、何があろうとも

黙々とアフリカの山奥で鍬を振るって

少しづつでも

自分の周りを良くしていくのです。



やっていることは もしかしたら

大海に石を投げる ようなことなのかもしれませんが

自己満足でも全然いいですし、、、

いや、やはり自分は それでも 

何らかの影響というものは 絶対必ず少なからず ある!!

と知っているし、信じて続けていく。



黙々とこんな作業を一人で続けていると

思わず 自分が宮沢賢治の詩で書かれている 

ソンナ モノ二 ワタシハ ナリタイ  に、 

なってきてるんではないかい? なんて

最近は時々少し思うのです

人生、負ければ負けるほど素晴らしくなっていくという、

見方もあるらしいですが

この詩はそれを逆にマケズと反対に言って表わしているような、、、

そんな気も。

いいではないですか、デクノボーと呼ばれる人生も


ケニヤ ニモマケズ

ケニヤ ニモマケズ

アフリカにも発展途上国にも負けず



黒人にも劣悪なる治安にも負けぬよう

そこまで丈夫ではない体を

ハッタリ精神で乗り切ってきた。


欲はあまり無く

ちょっとしたことですぐに怒るが、、、、

イツモ ハ シズカ二 ワラッテイル

5日おきに、

ビール2本と数品のつまみを食べることで満足し、

じつは自分のことばかりしか考えてないのだが、、、、



よく見聞きし判り

忘れることはあまりない




ケニア山奥の

温泉が出る湖を見下ろす絶景の地で


小さなトタン葺きの土作りの小屋で電気も水道も無い環境で暮らし、



村に病気の子供があれば、行くことはないが 

薬代ぐらいは寄付し

日本に年老いた両親あれば、一時帰国するためにもっと働き、




デモで暴れているケニア人には つまらないからやめろと言い

そういうものに

私は なってきている。。。






愛猫アバターと山の中で
こうしていれば
自分はもうそれでいい

こんなシンプルな幸せはない!

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