またもや山籠もりを余技なくされるケニア情勢

 

ジャンボ !

いやはや1か月近く車を動かせず

炎天下のキャンプでサバイバル的生活を続けながら

復旧作業に費やした3月。


全く雨降らず、からからでギラギラだった毎日。。。



4月に入って、車の鍵のセンサーを再設置することに

やっとのことで成功、エンジンかかりましたー!! 

と喜びの車始動。

山の中にいるもんで、、、

車がないとどうにも

ほぼ、どこへも行けません。。。

電気システムやWIFIも燃えてしまいなかったので、しばらくは唯一無事だったパソコンを開くことも出来ずもっぱら布団の上に胡坐をかいて携帯ソーラー電気でノートを照らして書くスタイルを久々にやってみて、やっぱアナログ生活もたまにはいいなと

歩いていけるのは

店が3件だけある丘の上の集落シーダーぐらい、

肉さえ売ってません。。。

3月は車なしで携帯に入っている現金のみを生活費として

必要最低限山暮らしモードに突入していたので

足は主にバイクタクシーで店が15件ほどあるエブル村集落へ行き

週に1度だけある牛肉と限られた野菜でサバイバルしていました。。。

4月からは車が動くようになりましたから、

まずは住居を建て直すためのトタンなどの

建築材料を買いだすことから始め、

服から靴、ズボン、ベルト、食料品、と 揃えまくり。









ケニアの中古衣料マーケットは量も豊富でよーく目を凝らしてみていると、かなりの掘り出し物を見つけられる。300円の棚にコロンビアの靴が混ざってるのを発見、ソールが壊れてい部分は修理屋で直し50円。350円でジョギング用にちょうどいい靴ゲット

ケニア人「ムトゥンバ 中古衣料」業者にとっては、コロンビアもアルマーニも中国製のパチモンも、全て同じもの。服が新しいのか、使用感が強いか、破れてたり壊れてたりしているか、といった特質のみ価格に反映されるのでブランドを知る我々には都合がよい


はー 町で買い物できるだけで極楽~

いつもは しょぼいなー なんて思いながら買い物してたスーパーが

今回は何だか、流行最先端の店のごとく、キラキラ光って見えるではないですか!

なんてルンルン気分は1週間。

週末に16名での大所帯でサウナに入りに来る予約があったものの、

「 ナイロビからギルギルの町まで来たんけど、

    町に全くガソリンがなかったので、

     ナイロビに引き返すことにしました、ごめんなさい 」


という連絡が当日入ります。

うん、それは残念。 

し、しかしガソリンが無いって。。。  (嫌な予感。。。)

でもって2日後、食料品が必要になったので町に出ます。

到着して、まずはガソリンスタンドに、、、と行くと








これです



ガーン


何でもケニア政府からのガソリン会社への支払いが遅れたことを

発端として、その後政府は支払をしたにもかかわらず、

ガソリン価格が上がることを見込んで誰も売りたくないので

ケニア全土で、市場にガソリンがない、、、、とか。

最低でも4時間待ち。

この時で騒動開始1週間目でしたが、

これを書いている今、3週間目に突入しております、

恐るべしケニア。


でもって

ガソリン残りタンク半分切ってるし、どーしよーか?

い、いや、それにしても4時間って。。。

時間ないんだけど、山に帰らないといけないから。。。

ということで、

不正の王国ケニア のことですから、

ねえ、何とかならないの? と聞いてみたら

裏口が、、すぐ見つかりまして、、、、

以前書いた 偽造ワクチン証明書販売の男 と同じ

揉み手とダミ声のハスキーなトーンで

「 へえ、ミスター ガソリンがお要りようですか?

    こちらへどうぞ!並ぶことなく計り売りで差し上げますから 

                           カリブ!!」


怖いのはガソリンに不純物が入ってエンジンがやられること、、、


ガソリンスタンドの倍の価格でしたがほとんど待つことなく

入手出来た次第です、、、、はい。


週末はイースターということで予約も入っており、

その準備で数回車を出しましたが、

ガソリンが何時どこで確実に手に入れられるのか本日時点では不明。。。

リスクが高すぎるので、

しばらく車を出すことはやめた方がよさそうです。

ということは、、、

お客さん対応などがありながらも

またもや山籠もり 決定!!


健康にも精神にもいいので、

これを機会にしばらくはハイキング週間ということにして、


ハイキングは天国





買い物も小さな集落シーダーだけで何とかして、

せっせと歩こうかと思います。

まあ こういうケニアのことですから、、、

何事も ゆっくり、のんびり やりなさい! ということなのでしょう。

そう、まさに ポレ ポレ !! (スワヒリ語でのんびり、ゆったり)

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