ジャンボ !
ここのところ就労許可証の更新にかかるプロセスを進める為に、山奥の宿から最も近い町ナクルによく出かけています。
銀行に行く用事が多いのですが、いつも楽しみにしているのが、銀行の横にあって発見してしまった 知る人ぞ知るインド人2世の人たちが経営するフライド・チキン屋 で食べるカレーライス。
フライドチキンとチップスというメニューがメインのケニアの典型的な大衆食堂ですがインド人2世の家族が経営しているので裏メニューという感じでカレーがあることを発見
その昔ケニアがイギリスの植民地となった後、沿岸部から内陸部まで線路を敷いて今だに利用されている沿岸部モンバサ ~ 首都ナイロビ ~ウガンダ首都カンパラ までを繋ぐウガンダ鉄道の労働者として
インドから連れてこられた労働者たちの子孫がケニアでコミュニティーを作って商業的にも活躍しているわけですが、ここの店もそんなインド人2世家族が経営する店。
自分、カレー大好きですし、インド文化の昔からのファン。
長いケニア生活でインド人の知り合いが今では沢山います。やっぱり同じアジア人だからか、文化が違うアフリカでは特に感覚が近い同志のように感じるものです。
日本人でも南米のペルーやブラジルなんかに、その昔政府による農業移民で移った人たちが今では大きな規模で南米にて日系コミュニティーを築いていますが、その感じにそっくりで興味深いです。
ナクルはケニアで中都市の町。インド系移民の子孫が以前からそれなりの数で暮らしていて、ここのカレーはそんな層に向けたメニューのようでした。でも店の客は99%現地のケニア人で彼らはみな揃ってフライドチキンとチップスを食べています。まだインド人の客やカレーを頼んでいる人は見たことがありません。
チキン・カレー
ウィズ ライス 350シル(約400円)
裏メニューですし、きっと数もそう出ないのでしょう、皿もプラスチックの皿で見かけはイマイチかもしれませんが、味は一流。
初めてこの店を見つけて、このカレーをいただいた時はその美味しさに唸ってしまったものです。まさかナクルでここまで本格的なカレーに出会うとは。。。
家族の奥さんが仕込んでいるらしいのですが、彼女の腕でしょうね、このオールスパイスのハーモニーが奏でるキリッとした味は。自分も時々日本のカレールーなしでインド系スパイスのみのカレーを作ったりしますが、この味のレベルにはまだ到達できていません。。。
ここの店はフライドチキン屋で美味しいフライドチキンも出しているので、今回は銀行で用事を済ませている時から、
そうだ、
あのフライドチキンをライスの横に置いてもらい、今日のランチはフライドチキン的カツカレーにしよう!!
そう思いたって、店に入ってインド人家族の店員さんに
日本ではカツカレーというものを食べるんだが、それにしたい !!
と熱く細かく説明して注文したのですが、
出てきたのは普通のチキンカレー。。。
ガクッ・・・
カツカレーのコンセプト自体、理解してもらえなかったようです。
何となく自分が
日本で一部寿司メニューもあるような食堂でメニューにはないカリフォルニア・ロールを注文して理解されないままメニューのまま鉄火巻きを出されたアメリカ人 のように ← そんな人居るか??
感じたのでした。。。。
よし、
今度はフライドチキンとチップスを注文して、その上にカレーをかけてもらおう!
密かにそう決心した次第です。
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