ケニアの山間で過ごす平和すぎる1日 ~続き~


ジャンボ !

前回の記事では宿の工事仕事を4時に終え、天然100%のサウナに入るところまでお話しました。ウナでゆっくりと1時間ほど時間を過ごすと、もうそろそろ暗くなってくる時間になります。

ちょっと待った!

ここでの平和すぎる1日をお伝えするのに、ほぼ毎日実施しているキャンプ付近の散歩というか山歩きは重要な要素なので今回はまずそれから。



絶景コテージとラウンジがある主要棟 この角度から撮るとなかなかの勇姿後ろの丘の上にある森のような木々は新しい観光地としても最近注目されつつある

          

エブル・フォレストまで続く森林

エブル山(正式名Ol Doinyo Eburru 2856m) 中腹、標高2466mの場所にあるキャンプの周りは最高のハイキングトレイルだらけです。30分から3時間、いろいろなコースがあるのでほぼ毎日どこかを歩いていますが未だ飽きることがありません。

これらのトレイルは自分にとってはハイキング、散歩道ですが、もともと村人の生活のための道として人々が歩いているうちに自然と道になったもの。
村人たちは皆さん農家であり牧畜家であるので、人間以外に牛、ヤギ、ヒツジなどを連れて日々放牧に出るための道でもあります。




















赤道直下の太陽はここ山の上でも暑くはなくても強烈です。真昼間にさんさんと太陽が指す時間帯に1時間以上歩くと体の消耗が激しいので、歩きに出かけるのは朝か午後なら3時以降ぐらいにします。

散歩になると大喜びの2匹の犬たち。

かなり大きなキャンプの敷地内で繋ぐことなく自由にさせているので運動不足になることもないと思うのですが、敷地の外に出てのご主人様のお供の散歩は格別なようです。



アメリカに住んでいた頃、自分の犬を連れてハイキングをしている人が羨ましくてしょうがありませんでしたが、
念願かなったり。

今のところ犬との山歩きがここでのベスト・アクティビティー。町で犬を飼っていた時は犬の散歩が面倒に思ったこともありましたが、山歩きバージョンだとこれがとにかく楽しい。。。

サウナ好きの猫アバターに散歩に出ていくところを見つかってしまうと、、、

ついてこられてしまいます。



可愛いいし、うれしいのですが、これが少しやっかい。。。

猫は通常のテリトリー外に出ると迷子になってしまうこともあるらしいのでついてきているか??常に注意しないといけないこと、歩みが遅いこと。。。。



でもって、

太陽が降り注いでいる日中にこうして歩いていると、アバターは30分ぐらいで脱水症状を起こしてしまうのです。なので遠くまでいけないのです。。。











ほら、

言わんこっちゃない!








今日はアバターがついてきてしまったので、、、散歩はもっとも短いコースであえなく終了。キャンプに戻り散歩の後の長ーい1時間のサウナに入ると、もう夜。

夜はだいたいパソコンで作業したりネットサーフィンしたり。
しっかり散歩したのちにサウナに入った日は大概夜も早い時間に眠くなるのですが、今日はアバターのおかげで散歩も早く切り上げたのでまだまだ元気。。。深夜まで起きてしまいました。

そして翌朝。

この日はキャンプまでのアクセス道路の両脇に生い茂ってきた藪を切りはらったり、


雨が降るとグチャグチャになる部分を修理したりの道路メンテナンス・デー


下界はコロナやら夜間外出禁止やら社会的距離なんかでしがらみいっぱいの世界が繰り広げられていますが、、、山の中ではそんな騒動は遠い都会の話。

土と緑と笑顔!

さて、

昨日1日からケニアへの国際便での乗り入れが再開になりました!
そろそろこちらも再稼働始めます。

未完成だった主要棟のレストランを完成させ、サウナ2号と簡単なAフレーム作りでコテージをもう1軒建て、新たなソーラーシステムを照明用とサウナ上がりのビールを冷やす冷蔵庫用で設置しアース・キャンプを商品として完売させる試みを開始です。

まだまだ数は少ないものの、インターネットだったり口コミだったり看板を見たりして、自然のサウナがある宿って何?と見に来る人たちがそれなりの数になってきました。先日もここから2番目に近い湖の町ナイバシャにある豪華宿でマネージャーを務めるケニア人夫婦がサウナに入りに来て、絶賛!


やっていることは間違っていない!と久しぶりに自信を取り戻させていただきました。ナイロビから車で2-3時間の距離にあるナイバシャは、東京で考えれば熱海のような場所。ナイバシャの豪華宿は値段的にも2万円ぐらいからという値段にも関わらず200室の客室がクリスマスやニューイヤーには満室になるとか。
その流れをここアース・キャンプまで違うテイストでですが持ってくることは、この自然サウナを基に十分可能なのです。
ただやっぱり施設はもう少しおしゃれでファンシーにせねばいけませんし、、、やることは山積み!

今年いっぱいはゆっくりと、、しかし手を休めることはせず、現在いる3名のワーカーにもう1人だけ加え、そして自分も炎の職人として作業にフルで加わり、週3-4ぐらいの頻度で工事を進めていこうと思います。

そして2021から本格稼働です。30名の宿泊収容規模を目指します。


時々止まったりしながらも、、、少しづつではありますが、、前進していけていること、そしてこんな風に毎日平和に過ぎていく山間の日々に、とにかく感謝です。

究極の「ケニアの山間での癒し」を提供できるようになるまで、

あと少し!

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