入院中にちらほら見えたアフリカ文化 

 

ジャンボ !

退院して3週間が過ぎました。

以来毎日の運動を欠かさず約20日、すこぶる快調な健康体になってきてます。

盲腸が再発する気配は全くなし、食事と運動で生活を大改善してからというもの、

以前よりも健康そのものになってきている感があります。

昨日は初の運動お休み日。

町で土地書類関連の仕事が早朝から1日かけてあったからです。

犬たちとキャンプ周辺の山道を散歩

距離を測って10km、20kmのトレイルランコースを作りたいので一輪車のような長距離測定器を物色中。

こんなやつです。日本のアマゾンで3,000円ぐらいの高いものではないのですが、、、火事で銀行書類が全て燃えて以来、ネットで買い物が出来ないことからケニア国内で探しています、、、、

もし早く帰ってきたら夜、歩こうかな。

そんな気分になりました、

これまでも週2-3は1時間のウオーキングやジョギングをしていましたが、

毎日というのがなかなか続かないでいました。。。。

盲腸再発を防ぐための布石というのが無意識にまだ頭の中にあるのでしょう。。。。。

これからは永遠に、日々の運動と小食&健康食を続けていく所存。


こんな絶景のトレイルを毎日歩けて、

最高じゃないですか。。。。


体が変わると精神も変わるというのは本当ですねー

これがきっかけで、これから大きく飛躍する予感。

さて、あまり時間が経って、忘れてしまう前に


アフリカで入院した時に見たドタバタ劇をお話しすることにしましょう!


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入院3日目、4日目

入院しての点滴による抗生薬治療は順調で、お腹の痛みもほぼ消失。

ただ抗生薬の治療は5日間きっちりやりたいので、もう2日がまん。

大部屋の入院病棟は満員御礼。


盲腸となり自分は手術せずに抗生薬治療しているわけですが、

自分の前日に入院したという男性は盲腸・虫垂が破裂して即手術で切除した、、、

というもの。。。。症状があったものの、2週間自宅で苦しんだのち運ばれたとか。。。

でも、今は意外と元気そう。。。 

向いは

若いケニア人男性で、夜スマホで大音量で11時まで

♪ スチャラカ チャラ チャラ  

♪スチャラカ チャラ チャラ  ♪ アナ ペンダ~ ~ と

音楽を聴くのが玉にキズではありますが

話かけるとよく話す好青年、腎臓結石とのことで、なかなか痛そう。。。。


食事はこのように全体がラップされて出てくる

確かに温かさは保たれる。。。



ラップを開けて、、、

いただきます!

牛ひき肉とトマトの、ちょっとチリを思い出すスープとチャパティーとスクマと呼ばれるケールの葉の炒め物。

なかなか美味しかったが、病人のための食事としては野菜が少ないような印象。。。

赤道直下で南国のフルーツは豊富なケニアですが、毎食ついてくるフルーツ皿はなぜかとっても少な目。。。バナナ半分とスイカ小さい一切れ、THORN MELON=とげメロンと呼ばれるオレンジ的なもの8分の一。。。。

隣の初老男性はスワヒリ語ではよく話していますが、

どうやら英語はダメなんでしょう、

外国人である自分と目が合うとニコリと笑いながら

サイン言語的スワヒリ語+一部英語で話かけてきます。。。

自分のスワヒリ語がもうちょっと上手ければなー と思うわけですが、

どうやら彼は重度の糖尿病で症状が足に来ている模様。。。。

足の一部を手術したようですが、、、、詳細は不明、

ケニアもだんだん世界のグローバル化と共に発展しており、

特に都市部で暮らす人々の間では、がんやら糖尿病といった現代病が増えています。


食事を運んできてくれる病院食堂のスタッフ。蝶ネクタイがおしゃれ


あと4日ほどすれば退院だとか。。。。

昨日4名ほどの警官に連れられてきた、60代に見える細身の男性は

(最初は病気になった犯罪者か?と思いぎょっとしました、、、、 )

それなりに地位のある警察官のようで、重度のマラリア。。。。

はー 自分も2度マラリアをやった経験ありで、よーく分かる。。。。

自分の力で立ち上がれないレベルまで弱っているようで、

家族がずっと付き添っています。

シャワーが大変事案

自分の虫垂炎は、肥大しているものの、破裂しているなどの気配はなく、抗生剤での保存的治療により手術で切除するということを逃れました。アフリカで手術は怖いですからね。。。日本のインターネットのサイトでいろいろ調べ、最近では切らない方法も主流になってきていることなど、病院のドクターと話し、同意してもらい、抗生剤を点滴で5日間、投与してもらうことに。

日本の抗生薬による治療の場合は、どこでも絶食して腸管を休め、栄養は点滴からとるというものでしたが、こちらでは絶食は行わないよう。きっちり3食食べながら、、、大丈夫なのかなーという不安はありました。食事もけっこう油を使っているようなものだったので。。。。でも点滴の抗生剤は効いているようなので、まあよしとしましょう。。。

さあ、いよいよ明日で退院です。

早く娑婆に出て、あれこれ、これそれ やりたいなー!! という思いでいっぱい。

髪が伸びたので、床屋を病室に呼んで切ってもらいます。


よし、髪も切ったことだし、あとはシャワーを浴びてすっきりしておこう!



ということで退院前日の夜、シャワーを浴びることに。

トイレと一緒になっているシャワー室へと夜8時ころ歩くと、

外は少し涼し気なことから

ああ、昼間の暑い時に浴びておけばよかった。。。


左奥がシャワーとトイレ


というのも長いアフリカ滞在経験により、、、

多くのシャワーは半分ぐらいがお湯が出ない、、、、

寒くて凍えそうになる。。。

という危惧が出てくるからです。

シャワー室には3つのシャワがあり、どれも

インスタント・シャワー

インスタントシャワーとは、途上国に多いもので、温水タンクを設置せずとも、このシャワー機を水が出てくるところに付けて電気に繋げれば、温水が出てくるというもの。

水が出てくる部分に電気を通すという、構造上からして問題になりやすく、電源は水が出ている時にだけONにするということに注意しないと、熱くなってショートしてよく壊れるシロモノ。ナイロビの自宅にはこれを設置していて、よく壊れること。。。。

ということで、しょっぱなから嫌な予感。。。。

コイツです。。。

このシャワーヘッドに電気が流れていて、onにすると熱くなった電線に水が通り熱いお湯が出てくるという構造


まずは電気をONにする前に、水を出し、それからONにするというインスタント・シャワーを知る人は知る鉄則を守り、ジャー

でもって、 ON !

ジャー シュワシュワ(温かいお湯が出ているサウンド)

おー けっこう 温かいお湯が出るではないか、、、

うーむ よしよし


ということで、急いで服を脱ぎ、頭からお湯をかぶります。

よーし、暖まったら、石鹸で洗おう、えーと石鹸、、石鹸。。。。と

と石鹸を探していたら、

お湯がだんだんと熱湯に、、、、、で2秒後にはやけどする熱さに!

おー アチッ 熱ッ ウオー  

思わずシャワーの熱湯から逃れるために後方へ避難、、、

で、ONのスイッチでHIGHにしていたのでLOWにスイッチするべく

シャワーヘッドに手を伸ばすが、、、あ、あ、熱くて触れない。。。。

あー と雄たけびをあげたくなりましたが、、、、

熱湯シャワーのなかなんとか、シャワーヘッドのスイッチ切り替えに成功


スイッチが3段階あって、左がHIGH、真ん中がOFF

右がMEDIUM

再び、シュワシュワという音と共に、熱湯が少し和らぎ、お湯を浴びれる温度まで下がります、よしと再び体を温水に浴びせた瞬間

バキッ、バーン、シュー

という凄い音、紫と黄色の閃光が光り、

どうやらショートしたな、、、という感じで

お湯が完全に水になります。。。。

オー ノー 。。。。

やっぱり嫌な予感はあたりました。。。。

インスタント・シャワーがショートしてぶっ壊れました。。。

シャワーを触っていなかったからよかった、危うく感電するところだった。

5分ほどしか温水を浴びれなかったので、寒い、寒い。。。

ぶるぶる震えながら服を着て、急いでベッドに潜りこみ、体を温めます。。。

ぶるぶるが収まった時点で、看護婦に

シャワー壊れてますよ、、、、感電するとこだった

と言うと、いかにも以前にも同じことがあったという雰囲気で、

わかったわ、マネージメントに伝えておく。。。とのこと

オイラはもう退院間近で元気だし、こういうシャワーでもなんとかするけど、

これ、病人で向いのマラリアの人なんか、どうなるんだろう。。。

そう、思わざるを得ないのです。

こういうところが外国人の我々にとっては、

ラフで雑で信用ならないアフリカ ってイメージを

植えつけられる要因なのです。。。。

ということで退院前夜が過ぎていきました。。。。。


退院当日にまたひと波乱 あるのですが、、、、

もう大分長くなってしまったので、また次回にしましょうか。。。。



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