ジャンボ !
またまたご無沙汰してしまいました。
標題を読んで、ん? 最低 ?
と思ったかたも多いかと思うので
元になった本を紹介しながら思いを巡らせていこうかと。
「最低で最高の本屋」 松浦弥太郎
10年前ぐらい前に自分、久々にアフリカから帰国して1年半ほど東京で暮らしたのですが、地元、高円寺にあったビレッジバンガードというサブカルチャー的な書籍や雑貨を置く店で彼の本を立ち読みしてから購入し、
その文章の感じが気に入り、その後はブックオフで彼の著書を見た際には購入していました。
今読み返しても、やはり文章の雰囲気というのですかね、好きですし読み始めるとグイグイ引き込まれ、ついつい読みふけってしまいます。。。
松浦さんは成果主義で学歴優位的な世界に馴染めず高校をドロップアウトしてアメリカに旅立ちます。
ニューヨークやサンフランシスコに滞在しながら自分探し的な毎日を過ごし、そのうち、中古本の世界に目を向け、当時は日本では売っていなかったLIFEマガジンなどの雑誌を日本に持ち帰ってトラックによる移動販売で売るということを始めたのが新しい形態の古本販売の始まり。
今でも続けられている世界中の古書を集めた伝説の中目黒の古本屋 「COW BOOKS」の前身なのだとか。
ドロップアウトした松浦さんが大好きになった高村光太郎の詩
古書という世界に一風変わった自分独自の道を開拓していく。
最低で最高とは、物事は全てにおいて、一つの側面ではなく、見えないところにもう一つの意味がある、光と影のように。
どんなことにも「最高」の面だけではなく「最低」の部分も必ずあり、その両方がバランスよく存在していること、自分が両方を認めること、最低な自分を愛すること。。。
このあたり、同じく通常の世界からかけ離れた、アフリカはケニアの山奥で温泉宿を運営するおという、他に同じことをする人は皆無という稀な道を行く自分としては、ぐっと心に響いてくるのです。
松浦さんの場合はその道が 古書 というテーマを軸に広がっていったわけですが、自分の場合はそのテーマが 山暮らし なんでしょう。
古書から、古書店 というナリワイ生業になってゆき「暮らしの手帳」の編集長。自分の場合はそれが 宿 になったというわけですが、ということは、、、次があるのかもしれん、、、なんて少しワクワクしています。。。
ニューヨークでも松浦さんが古本を買っていた店やマーケットが開かれている場所に自分は実際ほぼ同じ年代に立ち寄っているし、古本屋も彼が行っていた2軒のうち1軒はよく知っているという意味でも「同じことを経験している!」という共有意識が相乗効果となり、何かこう、、、人生における、似通った 道 のようなものを感じるんですよねー
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東京とニューヨークという大都会で育ったからなのか、それとも、もともと持っている 嗜好 のようなものなのか、成人したあたりから、
都会より田舎、ビル群より森、の環境を特に好むようになりました。
カントリーライフ願望と書けば、まあそう珍しいものでもないでしょう。
願望が芽吹いたのは、親の海外転勤で暮らしたアメリカで高校に通いだした頃のこと。
この嗜好、半分ぐらいは、まずは田舎暮らしやら森暮らしといったテーマの
本たち (以下代表的なものいくつか)の読書から多大な影響を受けたような気もしますが、
https://www.bepal.net/archives/257787
「沢の生活」
もう半分は本心というかもともと自分にあった 核 のようなものであると感じています。
そして、嗜好を生き方として突き詰めてゆき、、、
今では立派な 山奥二スト (笑)
ケニアを自転車で横断中のサイクリストと宿の門の前で
いろいろ考えさせられる投稿でした。私は毎回乾さんのブログを拝読させてもらってますし、注目しています。今後どうなっていくのか、楽しみでもあり心配(お体のこと)でもあります。ビレッジヴァンガードは一時よく行ってました、私も。近くのショッピングモールから退店してから行かなくなりましたけど。
返信削除10年前のブログからのお知り合いでケニアの山奥までいらしてくれ、このプロジェクトを最初から今までよくご存じのノーマさんからのお言葉はとても身に沁みます。。。ご察しのとおり今後のことなど考えながら書きましたが、書くことによって今はまだ大したことを達成できていませんが続けることによって自分一人でも大きな石を動かす日が来るように思ってますし信じていこうと決心しました。ただまああまり頑固にならずに時間と共に人生いろいろ動きますからフレキシブルに動けるマインドも残しておこうと。いつもありがとうございます!超貴重なノーマさんからのアドバイス、これからもよろしくお願いいたします!
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