東アフリカでビールを美味しく飲む ちょっとしたコツ

 

ジャンボ !

やっと雨が降り出しました。

雨が降ると太陽が出なくなり山の中腹にある標高2400メートルのキャンプ場はめっきり寒くなります。

朝方の起き抜けには体が温まるまでフリース2枚とスキージャケットを着て極寒仕様、いよいよ アフリカの冬 本番です。


普段はバックにエブル山がそびえたつ場所ですが、今朝はこのように真っ白で視界20m

ここでは雪は降りませんが北半球でちょうど雪が降って真っ白になるのと似ています




今朝の気温は部屋の中で16度。

山の中腹でも赤道直下のここではかなり寒い朝、多分今年一番の寒さ。

写真のように雨が時々霧雨のような感じで振っていて、風もあるので寒いです。この極寒気候、8月初めぐらいまで続くので、それまでキャンプはオフシーズン。

といっても、

お陰様で最近はこんなオフ時期でも週末になるとちょくちょく人がやってきます。今日は以前自転車の旅をしていた際にここで2泊キャンプしていった男性が今回はパートナーを連れて車でコテージに泊まりにくる予定。

先ほど電話メッセージで確認したところ、もう近くにいるようなので、コテージとサウナを最終チェック。

サウナにはいつものように噴気孔の熱気が出る部分に切ってきた杉の枝を入れて、少しヒノキの香りを思い出す、英語では SAMURAI FRAGRANCE サムライの香り と呼んでいるものと、水浴びのための雨水をセットします。



サウナ1号噴気孔部分に杉の枝

こうするとサウナ室全体がヒノキの香りのような様相になり好評




先日、日本の友達と話して、いろいろアドバイスをいただいたり、励ましをいただいたり、、、SNS関連のアップ頻度が遅い!!と御叱りを受けたり。。。。

いやはや、しかし持つべきものは友達ですね、なんとも有難い!当ブログもここのところアップ頻度が著しく遅くなっていたので、、、読んでいる方々はお気づきだとは思いますが、先月6月は前回の記事でも書いたように、年明けてからずっと人が来続けていた流れがピタリと止まり、久々にヒマとなり、疲れもたまってたみたいで寝てばかりいました。。。。モチベーションも下がりまくりで時々いらしゃるゲストへの対応以外、一切やる気無し。。。

まあ、そういう時もあるでしょう。。。。

この商売、自分のモチベーションが全て!というようなところもあるので、今回はそんな自分も大目に見てあげて、よしこういう時は町に出た時に楽しんで気分をあげることにしよう! と町へ出ての買い出しの際に 予祝じゃ(予めいいことが起こることを祝うこと)よしゅく などと呟きながら、いつもはビールとローカルのヤギの焼肉のところをもう30分車で足を延ばして白人さんが営むレストランにてベーコンチーズバーガーと缶ビール2本を頂いたわけです。


キャンプから最も近い町ギルギルで唯一1件だけある白人さん経営の店 Acacia Farm Shop のレストランにて至福のランチ


で、もう東アフリカには20年住んでるビール党の自分。こちらで先進国、日本人としての感覚で母国で楽しむようにビールを美味しく飲むには

ちょっとしたコツ というか アフリカ文化に対しての理解と工夫 が必要だったりするので、前回の マクロビとラスタ の続き は次回に持ち越すことにして、今回はアフリカでのビールの飲み方講話でも。




ケニアのビールで最も有名な象印タスカー




東アフリカは多くの国がイギリスの植民地であったことからイギリス人が当時立ち上げたビール工場やらその技術を受け継ぎながらビールを生産する会社などがあり、基本的にビールはどれも美味いです。


久々だったこともあり、唸ってしまうほど美味かったベーコンチーズバーガー


赤道直下でありながら高地2000メートル近い首都ナイロビ周辺の気候はまたビール向きというか、屋外で飲むビールが上手く感じられる気候です。

まずわれわれムズング(外人)がビールを美味しく飲むのに立ちはだかる

障害的アフリカ文化。。。

アフリカ人の間では 「寒い時期に冷たいものを飲むと病気になる」

  という先進国の冬は雪も降る北半球から来たわれわれには理解しがたい概念があるのですが。。(だったら日本の冬に冷たいビールをいただく日本人は皆病気に???)困るのがそんな概念やら習慣があるのでビールも生暖かい冷えていない。。。。冷蔵庫も電気代が高いので、、、、夜バーがオープンになるまで切っている。。。。したがってビールがどれも生ぬるい。。。。ついては



1.飲みに行く数時間前に、行く予定の飲み屋でビールを冷やしているか、冷蔵庫をオンにしているか確認する。冷やしていない場合は予め冷やしてもらっておく。


ビールを飲みながらつまみをいただく、という概念があまり無いため、、、

2.飲みに行く前に上記ビールが冷えているか状況を確認すると共につまめる食べ物があるのか、そこの飲み屋になくても付近に食べ物屋があってつまみに適したものがあるか、もしくは付近の店で乾きもの系のスナックなどを手に入れられるか確認

バスの発着所裏にあるバーで飲む。バーでは食べ物は作っていないので2軒先の肉屋からラムの焼肉とカチュンバリと呼ばれるトマトと玉ねぎのサラダをつまみ兼早い夕食とした

何となくつまみ的にはビールのお供がもうちょっとあっていい気がしたのでスーパーでポテトチップスを購入(緑色の袋)これがなかなかグッド選択で満足度がかなりアップ

このあたりが 事前 に出来ること。

で1、2をクリアーさせ、冷たいビールとグラスが出されてきたら



3.グラスはビールを入れる前に今一度自分で水洗いするのがベスト。

多くのアフリカ人はグラスを洗剤ジャブジャブで洗ったのちよく水洗いしないままというケースが多いため。アフリカ人はよく最初にビールを少しだけグラスに入れて洗う、ということをしますが、水がない時はそれでもOK.そして水洗い後はグラスを逆さにしてよく水を切ること。

はい、そういうことで2軒目で乾杯!



今日は予祝ですから、はしご酒です!!

日本の皆さんには悪いですが、、、


いやはや、ケニアにしても日本にしても、のんびりビールを飲みながら美味しい食べ物をつまむことが制限されることがない、、、世界に、、、早いとこ、戻ってもらいたいものです。

ですよね ??

コメント

  1. ご無沙汰です。
    相変わらずモロッコからです。

    なるほど→アフリカ人の間では 「寒い時期に冷たいものを飲むと病気になる」

    ルワンダあたりだとただ単に冷たい飲み物が嫌いで、夏の暑いときでもぬるいビールを飲んでます。
    だからビールを1本頼むと、テーブルに置かれるのは2本。
    お代わりしたくなるころには、ぬるくなっているというわけです。

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    1. 44さん、まだモロッコにいらっしゃるのですね。。。そろそろヨーロッパ解禁!かと思ってましたが、無事渡欧できますように。44さんは常温ビール大丈夫派ですか?自分はやぱりビールは冷たくないと。。。とこれだけは何年アフリカに居ても変わりそうにないです。

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