ロックダウンと経済、人生と仕事


ジャンボ!

北半球はそろそろ夏の気候が始まる季節ですね。
もしかしたら夏の間はコロナウイルスも減る?なんて淡い期待を抱いていましたが、
猛威は衰えるどころかここのところ加速していっているようにも見えます。

逆にケニアではそろそろ「アフリカの冬」が始まります。




7月いっぱいぐらいまでは朝版10度以下まで下がる気候が続きます。ここは標高2400メートルの山の中でこの時期風も吹き出すので、最近では特に朝早い時間帯や風が強い夜などはなかなか冷えます。

そしてこの寒い気候と比例してなのか、ここのところケニアでも新規感染者数が上がってきています。これが第二波というやつ?それともこれが本当の始まり??本日時点で累積感染者数が5,811名。この調子だと1万人にすぐ手が届きそうです。

特にロックダウン中の首都ナイロビと沿岸部のモンバサ地域での感染者が急増している模様でこの感じだと現在施行されているロックダウンや夜間外出禁止令、そして海外からの航空便乗り入れ停止措置が来月初めまでの期限なのですが、延長される見通しが強くなってきました。 いやはや。。。

国の人口に対しての感染者数の割合というのを見てみました。

ケニアは人口が5139万人なので
0.00001%の感染率(ゼロ4つ)






これを日本と比べてみると人口1億2000万で18,390(1万8千人)の累積感染者数と言われているので0.000153%(ゼロ3つ



では感染者数が最も多いアメリカは? 人口が3億2820万人の中、累積感染者数は2,594,518(259万人)なので 0.0079%(ゼロ2つ)


というような割合になるかと思います。

こうしてみると、
ケニアは東アフリカ諸国の中ではそれなりに感染者数が多い国と認識されてはいますが、
世界レベルから見るとまだまだかなり少ない割合

アメリカや日本は既にロックダウンを解除して経済活動を再開しており、欧州の国々も国境を開いて徐々に経済活動を再開し始めている動きが見られます。コロナと共存していかないとウイルスよりも先に経済にやられる。。。。というところだと思われます。

そんな中、ケニアは経済うんぬんよりもウイルス拡散防止優先路線をまっしぐら。

3月末から始まったロックダウンはそろそろ3か月超え、多くの国民は瀕死に近い状態を止む無くされています。
発展途上国では国からの補償なんてもんは一切存在しませんし、3月から有無も言わせずバーは全て閉鎖となり、聞くとバーだった場所は他の商売(例えばレストランにするとかキオスクにするとか)に替えて開くことも禁止されているらしく、自分がよくビールを飲みにいくバーのオーナーなんて可愛そうに何も仕事が出来なくなってるのに家賃を払わないといけない、、、と嘆いています。

そして都市部では既に治安が大分悪化してきていると日本大使館経由及びニュースなどから聞こえてきます。


仕事がないので多くのケニア人、お金がありません。

路上強盗やら夜間の外出禁止令時の犯罪が大変なことになってきているみたいです。


村でも先日キオスクのお店に強盗が入ったとか。。。

自分も山奥3000坪の土地の中、警備員もなしで一人でいるのでやられないように注意しないといけません。
まあ、もう盗られるものもあまり無いことですし、、、、フェンスを補強することや門をむやみに開けないということぐらいですが。。。


うちの主任警備員ライオン君

でかくなったし、よく吠えるし警備員としては優秀ですが、何度か接近してきた村人を噛んで少々問題。。。。 


こちらも問題はコロナ起因だけではないにしても、、、、長い無収入工事期間を経てやっと昨年11月にプレ・オープンしたはいいが、今年はほぼ収入なし。。。。どうやって生きてていく???という感じです。

なかなか明るい先行きが見えず、かつ別の収入源を開拓していく活動も少額でも資金がかかることから、緊急事態になってしまった今では確実にそして即収入が入ってくるものでない限りお金を使って進めることも出来ず。。。。。がんじがらめ。。。。

樹皮に薬効効果がある木の花 
まるでマンゴスチンのよう


でも、このプロジェクトは自分の これから先20年のライフワークというイメージで進めているので、今回のこの試練は大変ではありながらも自分が本当にここでやってく覚悟というものをくれたような気もしています。こういうことに感謝しないとですね~

そして現実。

おそらく今年、来年としばらくはケニアの観光、ダウンしたままでしょう。
自分の宿では今コテージが2軒あるので、時々でもそこにお客さんが入り収入を少しでも得て、あとは地元のレモングラスのハーブティーや漢方的なもの、そして湯の華&薬湯の入浴セットを商品化してそこからも収入が発生するようにし、そしてしばらく赤字でも低予算で続けていけるような資金支援をゲットすること。


高い薬効効果があると書かれているユリ科の植物

このあたりがこれから自分がここで生きていける方法であるとおぼろげながら見えてきています。そして十分可能である!!ということも。

これまで日本の媒体中心で資金支援スキームを探したり応募したりしていましたが、ここ最近は英語サイトで欧米の情報をあたっています。

借りることはそう簡単ではないものの見つけられることは出来ると思うのですが、今のこの状態ではこの先どうなるかも見えず、返すあても全く見えない中借りるという気にはどうしてもリスクが高すぎて踏み切れません。。。

自分も日本人なので、こうして毎日楽しいながらもなかなか前進することも出来ずにいることに大きなストレスを感じていますが、百年に1度の世界的大参事なわけですし、、、もうしばらく山の中から情勢を見ながら次の一手を見定めようと思います。

そんな中、サウナ猫アバターとその娘アイドルちゃんが同時に子猫を出産。
2∔4=合計6匹の子猫でまさに猫三昧。。。。

大人の猫が既に3匹いるので現在家の中に9匹という状態で、、、可愛いですが、、もう大変。

キャットフードが高いというのに、多くの子猫にミルクをあげるためかアバターの食事量がここに来て倍増。。。

毎日カリカリ、カリカリ食べ続けています。

アバター、、、、そんなにたくさん食べないでよ、、、



キャットフード高いんだよ~ 

ああ、また現金おろしてナイロビから購入して配達してもらわないと、、、

助けてくれーーーーーー

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