ロックダウンにはスープと豆料理


ジャンボ !

今月、来月そしてもしくは再来月(6月)はどう逆立ちしても山奥にあるここの宿に人が来るような世情ではなく、

炊事用の焚き木を拾う村の子供たち

生活が自然と一体だと、その分ロックダウン等の影響が少ない

その後も、

「このケニアの山奥の温泉付きキャンプ場で本当にやっていけるのか???」

ということに係り、今は厳しい側面しか現実的には見えてこない、、、、という かなり崖っぷち な状況。

というか、既に ピンチだ~ と崖っぷちで佇んていたものの、
コロナに背中を押されて、崖から落ちつつあるところを石に捕まって、
何とか落ちずにいる といったところでしょうか。。。

それでも前回の記事で書いたように、こういう時こそ「今」を大切に!すること、そして楽しむことを忘れずに日々を過ごしています。

だからなのか時が経つのが早い!

ナイロビが封鎖される直前に戻って買い出しをしたりしましたが、あれからもう1か月が過ぎました。

ということはナイロビ封鎖や夜間外出禁止令などの措置がそろそろ解除される?なんて思いながら情報を見てみましたが、どうもそういう気配はなし。ケニア国内の感染者数も300を超え、何だか1か月前よりも物々しい雰囲気が増した感じ。



物々しいながらも笑ってしまうアフリカ仕様。。。バイク・タクシーのコロナ除けバリア

そして先週あたりから大雨季が始まっており、毎日激しい雨。都市部では浸水などの被害が多く出ているようです。これだけ降ると舗装されていないここら辺の山道はすぐに車がハマってしまい大変になるので、ダブルロックダウンとなり、さらに籠りっぱなし。。。

5月、もしくは6月いっぱいはこの部分的ロックダウンが続くか?そういう流れに見えてきたので、山籠もり生活もヘビー・バージョン・モードに少しづつシフト中。

大雨が始まったので農業が本業であるワーカーたちも畑に専念したいと言ってきたので、先週、今週とお休み。そうなるとほとんど人に会うこともなく、会話は猫と犬にだけ話す日本語という日々。

「いやーロビンソンクルーソーみたいだなー」 なんて思いながら、
孤独にめっぽう強いはずの自分もさすがにちょっと人恋しくなります。


ロビンソンクルーソーが何年も人に会わない中、やっと島の原住民に会い、会ったその日が金曜日だったからフライデーと彼に名前を付けた気持ちというか、その感覚が少し分かった気分。ワーカーたちが来る次回のフライデーが待ち遠しいぞ。。。。

ロックダウンという封鎖的な外出を禁ずる措置は、それによって人々が家に籠り、日光にもあまりあたらず、孤独になり、ストレスフルになり、結果的に人々の免疫機能が大幅に落ち感染しやすい状態になるという考えかたもあるようでスウェーデンなんかはロックダウンせずにコロナに挑んでいて注目されていますが、もちろんそれがギャンブル的な要素があるとも思えますが、そういう対応の仕方もありでは?と、どうもこれからはコロナと共存しながらの世界になるような気もしている中、そう感じたりします。日本の対応もスウェーデン路線的なところもあり注目されていますが、どうなることでしょう。。。

さて、封鎖生活、山籠もり編も1か月を越し、最近ではこの生活が板についてきたというか、山暮らしの達人まであと一歩という域にお陰様で近づいてきております。
自分の食事と犬の餌の用意が毎日行う作業の一つですが(猫はカリカリがメインで肉を切る時に少しづつ分けてあげています)もう手慣れたもの。

ガスをなるたけ使わずに、火で調理するようにしています。

ガスを交換する頻度も減って節約になりますし、今後のここでの一つの売りとして、菜園からのもぎたての香草と直火料理 を前に出していきたいので日々の練習も兼ねて。

先週からは大雨でなかなか買い物にも行けないのですが、こういう時に活躍するのが

エブル村の農民の皆さんも豆を畑で栽培して自給しているからこそ、ロックダウン的状況になっても大丈夫なのです。

自分は豆をスープに入れたり、あくまでサブ的な用途になりますが、





























ケニア人はギゼリと呼ばれる豆と白トウモロコシのダブル豆料理で物凄い量の豆を一度に食べます。




塩だけの味付けの素朴な味わいが外国人には新鮮なケニア料理ギゼリ
でも豆だけで1度にこれぐらいの量を食べるのは慣れない我々にはちょっと大変






そしてマッシュドポテトに茹でたトウモロコシとカボチャの葉入り(それで緑色)といった趣向のムキモと呼ばれる料理

プツプツとしたトウモロコシの食感がなかなかイケる超健康的な料理


私の得意な豆料理はエチオピアで覚えたフルと呼ばれるディッシュ。
ゆでた豆を油で炒め、塩で味付けしたものに、自分はピーナツバターを大匙2杯ぐらいお湯で溶かしたものを炒める時に混ぜるエチオピア北部風にするのですが、最後にフレッシュなトマトと玉ねぎをあえたものを乗せるというもの。

https://www.greatbritishchefs.com/recipes/ethiopian-ful-medames-recipe

http://blackfoodie.co/ethiopianbrunchessentials



そうこうしているうちに、先ほどのニュースで夜間外出禁止令とナイロビ他部分的ロックダウンはさらなる21日間の延長が決まったとのこと。

うーむ。

日数が経てばたつほど何だか気分的にもダウンにさせられる、封鎖的措置ですが、引き続きスープと豆、そして農民から直接買っている全粒の小麦で作るチャパティー中心の食生活を続けながらケニアの山奥での潜伏生活を続けます。。。

それにしても豆ばかり食べているとお腹からガスが頻繁に発生。。。

まあ誰も来ないからいいんですが。。。

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