畑の雑草取りは聖なる瞑想タイム

ジャンボ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

例年よりもひと月近く遅れて開始した今年の大雨季。

降ってはいますが、バケツをひっくり返したような大雨になることがあまりなく、

普段は必ず入ってくる都市部の洪水ニュースも今年はほぼ皆無。

でも一昨年のような干ばつだった年のように全く降らずに晴天からからというわけではなく、小雨模様のもやーっとした曇り空が続き、時々雨という具合。そうこう言っているうちに、なんだかこの調子のまま大雨季が終わってしまうような、、、そんな気配も。

どうやら今年はドライな年のようです。ドライとは言っても写真のように頻繁に小雨は降っているので、草花にとっては最高に成長しやすい環境。山は再び緑が深くなってきました。

目の前にそびえる
エブル山
＝ Ol Doinyo Eburru

最後になって営業許可が思いのほかいきなりスムーズにとれてしまい、嬉しい悲鳴をあげています。

あとは工事だけだ！急げ！　　　　　
はやる気持ちを抑えながらオープン準備を進めているこの頃。それにしても、電気も水も全く何も無い山の中にゼロから宿泊施設を作るということがいかに労力とエネルギーが必要なことか！最後になって再び思い知らされています。

その昔、南米に渡りアマゾンのようなジャングルを開拓した日系移民の苦労が少し理解できたような気も。。。

2019年の今。なかなか、、、、そんな体験って出来ないですよね。。。。。

さあ、あと少しで
最初のゴール！
気分を盛り上げていきましょう！！

それにしても長かった。。。。3年ですよ、3年、、、、　今の日本で普通に生きていたら考えられない時間軸の世界に自分が存在していることを実感します。

こんなアフリカの山奥に居ても、やっぱり生きていくには色々苦労もあるし、ケニアですから頭にくることもたくさんあるのです。土地を取得して宿の営業許可を取得するのに3年もかかってしまい、、、資金も底をつく寸前だし、それでもオープンまで漕ぎつけなければ！！とプレッシャーいっぱいなのですが、そういった大変な部分も含めて、今一度全体を見てみれば、

温泉プロジェクト、無事進められている。

質素ながらも、そろそろオープンできそう！

こんな嬉しいことはない！！ではないですか！　急げ急げ！で建物の準備を進めている今月でしたが、雨が降り出してからもう一つ、準備を進めているものがあります。

畑です。
来月、まだまだ施設が完全には出来ていないまでも、コテージとキャンプ場が泊まれるようになった時点でプレ・オープンし９月には完全オープンにするべく進めています。完全オープンしてからもコテージは増築し続け最終的には８棟の宿泊コテージを完成させる予定。

ここに滞在しにきて楽しめることとして、

１．アフリカ大地溝帯の絶景
２．天然１００％スチーム・サウナ
３．エブル山の自然と山の民の文化
４．新鮮な野菜をふんだんに使った美味しい料理

このあたりが考えられるのですが、特に４にかかり、今まで思案してきたアイディアを諸々実行中。

キッチン小屋を建てることから始まりますが、、、そこはここの山で暮らしてもう2年。山の幸や地場の美味しいものを利用しながら作る料理も確立されてきました。

そしてキッチン部門の要となりそうなこれからのガーデニング。オープン後の食事に使うための種をまき始めてそろそろ1か月。芽が出始めています。

この場所で2年前に始めてから、すでに3回以上収穫しており、パセリとケールに至っては年中24時間取り放題の状態がもう2年続いており、このまま定植化していくようにも見えます。

レタスとパセリ、パクチーがその状態。このアフリカの乾燥した場所でこれらの作物が植えつくには、絶えることがない
水やりと雑草とりが大切！ということがよくわかりました。