創り上げた桃源郷を思いっきり楽しみながら生きてますか?

 

ジャンボ !

早いもので盲腸事案からそろそろ4か月になります。

以来、超健康的ライフスタイルに移行し、

毎日1時間のウオーキング+ジョギング、

採食中心かつ小食 という生活を徹底して続け、

元気を完全に取り戻したケニア山奥のおっさんです。


週に1度だけビールと焼肉を楽しませてもらってます

制限がかけられた分、至福感も3倍増し


というか、、、逆に、ここ20年ぐらいで最も健康体になったようです。

ご心配くださった皆様、ありがとうございました。

今回の入院事案で一つ悟った、

というのか、

いやこれは前々から薄々気がついていたのですが、

つくづく

人間ってのは

魂がこの人生を通して 感動 するために生きているんだなー

ということ。

うれしいこと、悲しいこと、ドキドキすること、ワクワクすること

そんな感動体験というものを通して人生というものが出来上がっていく。

そう、だからこういった感動体験が少なく喜怒哀楽もあまり感じないような

現代社会によくある機械的な毎日を送っていると煮詰まったような

不足感を感じるのかもしれません。

自分はそんな中、やりたいことや好きなことを、かなり思う存分やってきた。








山暮らしが好き、ゆったりのんびりと毎日を過ごすのが好き

現代社会では、なかなかそうも言ってられない、、、中、

幸運にも自分はケニアという発展途上国の世界へ来て、

山奥に宿を建てて、ゆったりのんびりやらせてもらっている。。。。

こんな幸せはない!とつくづく思うのです。

一方、なかなか大繁盛というレベルまで到達することができず、、、

金銭的に余裕がない、、、とか、予算がないから、もう村人たちもなかなか雇えない。。。


村の食堂で豆とチャパティーの昼食

そういうマイナス面にばかりに注意が行って、燻っている日々が続いていました。

馬鹿者めが!!

そう、自分に叱咤したい気分。

あるものに目を向けて、それに感謝して、思う存分それらを楽しむ♪

そんな新たな境遇になれたので、

このプロジェクトを始めて、5年 新たなスタートを切るのだ!

そんな気分でいます。



ちょっと今日は文面が多少センチメンタルかなーと思うのですが、

実は2日前ぐらいから、

この土地に入植してからすぐにうちに来た

もともと土地の地主の犬だった ローラ が危篤で、

今息を引き取る寸前でいます。


大好きだったライオン君(左)とローラ(右)夫婦で子犬を計6匹生みました


思えば、まだ建物も全くできていない5年前のこと。

自分がテント泊で工事をしていた頃に来たローラ。


犬の寿命は10-13年と言われていることから、

ローラはうちに来た5年前に既に成人していたような感じだったので、

きっと10歳以上、そろそろ老衰の域に居たようで

2年前ぐらいから散歩についてこなくなったり、

食事も1度にたくさん食べれないようなので、2回に分けてあげていたり

していました。

3日前から食事を全く食べなくなり、、、、

昨日は散歩にもついてきたのですが、

昨晩あたりから危篤状態で、、、、そろそろ息を引き取るかと思われます。

病気ではなく、老衰だと思われる症状で、

ここ山奥では動物病院もありませんし、じっと看取るしかないのです。

ある意味、自然の節理というもの。

ここに暮らす村人にしても、病院に行く人たちも居ますが、

お金もかかりますし、自分の山の中の家で死にたいと思う人たちが多いと聞きます。

これからやってくる寒い季節になると、命を落とす村の老人が多く、

葬式の頻度が高くなります。

村では単純に家がある土地に墓を作り、そこに埋葬されるというもの。

これもある意味、自然の節理にかなった方法だなー と

その昔東京の多摩霊園なんかで

墓を買うのに何千万円という値段がするのを見て驚いたことなんかを思いだします。

昨晩ぐらいから危篤症状だったので、

もう助からないことはわかっているので、

「ローラ、ありがとうね!安らかに眠ってね」

とずっと声をかけているのですが、声をかけて撫でてあげると

満足そうな顔つきになり目を閉じます。

そろそろいよいよなのか、先ほどになって自分が住む家のドアの前に

移動してきて寝ています。

なんだか自分に対しての最後の感謝の印のような気がして涙がちょちょぎれます。

今日は散歩とジョギングも中止にして、ローラが息を引き取るまで近くにいてあげて時々「ありがとう!」と声をかけることにしました。

生物は全ていつかは死にます。

自分だって、あと20年か30年後、長生きして40年後?

ぐらいには確実に死ぬわけです。

死んでしまえば意識はないわけですし、自分もここの村人のように

この土地に埋めてもらってもいいかな。。。。なんて思うようになりました。



最近日本の友人が亡くなって、

どうも心がなかなか晴れない気分でいたのですが、

どこか今日のローラの危篤と重ねて、

死というものを新たに意識しながら文章を書いてみました。

よく見るとこのかたちょうど50歳で亡くなられています、病気だったのか。。。




そして思うのは、何であれ、自分の目の前にある世界を楽しむことだ。

ということ。

幸運なことに、愛さずにはいられない浮世離れ的には日本人でも最先端という

アフリカはケニアの山奥くんだりまで来てこんなことしてるんですから、

とにかくこの桃源郷を思いっきり楽しむこと!!

そんなことを思い、久々にブログを書いてみました。

人はそれぞれの世界で生きていますが、実は皆さんそれぞれが創り上げた桃源郷にいるのです。



それに感謝し、楽しみながら生きていますか?

自分はまだまだ足りないような気がするので、

亡くなってしまった友人や愛犬に、その出会いと、もらった思い出に感謝しながら、

彼らの分まで楽しむことしかないなー 

そう、再認識したのでした。

コメント

  1. ローラが危篤状態のこと。泣けてきそう。
    ローラ、ありがとう。会えて良かったよ、と声を掛けたいです。

    亡くなった友人たちとの思い出に感謝しながら彼らの分まで
    残りの人生を思った次第です。

    健康体になられた様で本当に良かった!

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    1. ずっと声掛けをしてあげて最後は幸せそうな表情で息を引き取ったので悲しいながらも良かったと思える最後でした。ノーマさんとの散歩にもついてきてましたしね、知っている方からのお言葉、うれしい限りです、ありがとうございます!これからはイオンちゃんの時代。。。時間の流れを感じます。

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  2. 楽しみたいと思った次第です。

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