のん気な山奥での毎日、それでも前進


ジャンボ !

例年の何倍もの雨がふっている今年のケニアの大雨季。
何だかアフリカ全体がそうみたいですね。
今年はイナゴの襲来と大雨による被害、そしてコロナのトリプルパンチ。

























上の写真はネットで拾ったケニア山付近のイナゴの被害。これほどではありませんが、ここエブル近辺でも例年より多くの、こいつら←が飛んでいます(バッタかと思っていたらイナゴだったんですね、、、ということは佃煮にして食べられる??)

村人に聞くとイナゴはまだ畑のもの以外に食べるものがあるとかでトウモロコシは被害にあってない模様

大雨季はもう少し続くのでなかなか雨は止みませんが、モヤモヤは大分解消しました。
インターネットの世界をいろいろ掘り下げ、初めてあるグループに参加したりし始めたのですが、そのおかげでだんだん気分が晴れてきました。ほんとインターネットさまさまです。

コロナ渦によるケニアの山奥での潜伏生活というロビンソン・クルーソー的な暮らしも現代版でインターネットがあれば、現実は孤独だとしても十分耐えられることを再認識。
まあモヤモヤなんてものは自分が勝手にしていることですからね。。。




























ケニアの国境が塞がれ、客足が完全に途絶えて早いものでもう2か月。
これまで2年無収入で宿の工事を進めてきて、やっと昨年11月にオープンしてまだまだ未完成部分が多い中、営業してからの収益でとか工事を続けるための資金が出来ないか?と考え進めてきましたが、
それがなかなか上手く行っておらず、先行きが全く見えない中、時間が経てば比例してどんどん資金がなくなっていく。。。ということがモヤモヤの直接の原因。

以前からピンチではありました。

クリスマスやら年末年始も、それこそ週に数名のお客さんだけだったし、、、完成したサウナ1号は皆に楽しんでもらえるものの、やはり工事をもう少し進めないと。。。。




しかし労賃を今までのように支払うことが出来なくなり、工事体制も週に2-3日数名と日数も人数も減らしながら少しづつは進め、営業も続けながら打開策を模索していました。

そんな矢先にコロナ発生

ケニアの国境は塞がれ観光業は有名な国立公園での動物サファリも訪問客ゼロという状態、ここの山にも誰も登ってこなくなり、、、再び無収入の日々が。。。。 いかん!!
これではとどめを刺されてしまう。。。




で、ずっと考えていたのが、ブログでも何度か関連記事をアップしている、
ここエブル山間地の物を加工して商品にして売る というアイディア。

有力候補は

1. 火山性噴気孔から採れる 「湯の華」 を利用した入浴剤




2. このあたりでは無数に生えている野生のレモングラスを利用して

   -上記1の湯の華と一緒に使う「薬湯」の素として乾燥したレモングラス束
   -レモングラスがクッションになった枕、クッション
   -レモングラスを煮詰めた液。芳香、防虫剤として利用



などなど進めてはいるのですが、どうも足踏み状態。

というのも郵便がほぼ停止してしまった今、商品化してすぐに収益が望めるような状況ではなさそうですし、進めるにあたって、大きな額ではないものの、それなりに出資が必要。資金の底が丸見えな今、こういう小さな出費でも自分の生活も含めた存続のためにも、今はとりあえずお預けにすることが得策と感じています。
諦めたわけではありません、少し間を置くのです。

でもって部分的ではありながらもロックダウン的な情勢がケニアで続いている間は、宿への客はほぼ見込めないわけなので、引き続き豆とスープと全粒小麦粉で作ったチャパティーとで1日5ドル以下の潜伏生活を続けながら、山間にひきこもってチャンスの為に準備と仕込みをするモードに入るのです。



国連では1日5ドル以下で暮らす人々をピラミッドの底辺層として位置づけ、様々な援助の基準にしていますが、実際に自分がその世界に入ってみると、特に今なんかは、畑で採れる食べ物をいただく5ドル以下の生活の方が、先進国の都市で1日20ドルぐらいで暮らすスーパーで買い物したものをいただく生活よりもストレスも少ないし幸せ度が高いように感じるのです。より人間的というか。

かといって自分はケニアの山の民のように食べ物は畑からの収穫物中心というスタイルは完全には真似できないものの、ケニア人が栽培しないパセリや大豆や大根やらを植えて利用するぐらいのレベルで、半農いや、25%農ぐらいの割合で、あとは宿の収入や上記のような山の物を商品化して販売する収入、そしてインターネットで自分のコンテンツを通しての収入なんかを作り、そうですね、ここのケニアの山奥であれば、それでまずは月に10万円ぐらいの利益があれば、コロナがあろうがロックダウンになろうが、まあ、、ぼちぼちやっていけるわけです。

そしてここでぼちぼちであっても続けていれば、施設の工事も進めていけますし、そのうちコテージが5-6軒あってそれなりの利益を生む宿泊施設としてやっていけるようになると思うわけであります。
なんといってもここには自然100%の薬用効果も望める免疫も高める天からの贈り物とも言えるアフリカの秘境温泉天然スチームサウナがありますから!

ということでインターネット。

自分もこれからインターネット上で動画を使って発信していこう!と先日思い立ち、まずは動画編集を始めました。

スマホを持たない自分はこのブログを書いている、もう大分古くなりつつあるパソコンでいろいろ試みていますが、どうも思い通りにいきません。山奥の微弱ネットワークにも邪魔されます。
完成できないままいたずらに時間だけが過ぎてゆき、うーむ。

何とかこのどん底から抜け出すためにも、インターネットよ!自分のこれまた少し古くなりつつある頭よ! などと考えていたら、ある人のことを思い出し久々にブログを覗いてみました。

AKIRA という方で小説家であり画家でありミュージシャンでもある方。

https://ameblo.jp/akiramania/

小説家としては自分にとっては永遠のベスト・ロードノベルでありNHKの日本の100冊なんかにも選ばれている Cotton100% という名著をはじめ何冊も素晴らしい本を出され、田口ランディーさんなんかとも共著で本を出されており、



画家としてはその昔NYでアンディーウォーホールに認められて奨学金をもらった経験があって今でも現役で油絵を描かれており、




ライブペインティングと言って実際に油絵を描かれている様子を動画で発信されてます、圧巻
















ミュージシャンとしては異色の自主ライブ的な企画で、人々を悩みから救うというテーマをもちながら日本全国でライブをされています。














どの媒体でも超絶レベルの作品を世に送り出し続けているにも関わらず、出版社にも属さず、画家としても大人気の油絵も個人販売ベースで個展などを基に販売され、ミュージシャンとしても事務所などに属さず取り巻きのファンや、のれんわけシンガーと呼ばれるAKIRA歌を歌う人たちと協力しあってコンサートを通して人を救うような全てがDIYのアーティストといった異色でかつ気取らない素晴らしい活動とそのスタイルに脱帽。そしてそのスタイルはケニアの山奥で温泉宿を運営していくのに大いに参考になると思うのです!

自ら「どん底キング」とも仰っており、もの凄いどん底を潜り抜けられています。世の中にいらっしゃる数少ない師匠(と勝手に思わせてもらってます)のことを先日ふと思い出し、久々にブログを覗いたわけですが、、、



するとなんともタイムリーな! 

AKIRAさんも収入源の一つであったコンサート活動が先般からの自粛の動きで出来なくなっていることから、これまで経験してきた人生のノウハウを伝えるということを目的にインターネットのライブ動画配信で行うサロンが開催されるとのこと!

AKIRAサロン

今まで会というようなものにほとんど参加したことがなかった自分ですが、もともと(勝手にですが)師と仰ぐ方の貴重な言葉に出会って、自分の今のどん底情勢に光を当てるいい機会になるような予感がしたので即行動。3か月入会してみました!

まだ入って1週間もたっていませんが、2回のAKIRA兄さんによる動画配信で聞いた言葉で既に大いにモチベーションアップ!! 
自分もセルフプロデュースして発信するぞ!
動画編集が難しいようであればカメラの前で話すだけの配信だっていいではないか!! パソコンの画面に向かって、そんなことを一人でぶつぶつ呟いています。


そしてこの会に参加されている他のメンバーさんたちとの横のつながりといいますか、メッセージを何度かやり取りしただけですが、やはり同じものを素晴らしいと感じる、ある意味同志のような方々だからか、これまたとっても面白いのです。

というわけで雨に降られて灰色の孤独な山暮らしといった趣だったロビンソン・クルーソー的な生活が少し彩られてきました!外的要因は何も変わっていないのに、内的要因が変わることで、すいぶん世界が変わるものです。



自分の世界は自分が作り出すもの+作り出したもの
自分の世界で自分が幸せであれば、それで全てはオッケーなのです



亀のようにのろい歩みですが、どしどしっと一応我が道を前進しているようです。

ブログ発信に加えて、アース・キャンプ チャンネルを発信していくことを目標に、誰も周りにいない山奥で、愛する犬と猫たちと戯れながら今日もカタコトカタコトとマイペースでパソコンのキーを打ち続けられる幸せに感謝! 

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