モンキーバナナを食べながら


ジャンボ !

村人にバナナをもらいました。
枝ごともらえるところが現地っぽいでしょう、これだと長持ちするのです。

これがバナナの自然の姿なのですが、なぜこの房ごとバナナを日本では見ないのか。。。。。
不思議に思います。


これ モンキーバナナと言って我々がよく知るバナナより小ぶりで
レモン風味の酸味があってバナナのレモン味といった趣でなかなか爽やか

毎朝見て、黄色く熟してきた1本をもぎとって朝食にしています。




アフリカではどこの国に行っても料理されたものは、、、美味しい!と感じるものが少ない、、、イメージがありますが、素材そのものの味に目を向けるとなかなかイケる のが多いのです。
その代表がフルーツ。

モンキーバナナやウガンダ産のパイナップルも美味しいですしケニア産だと豊富でどこにでもあるマンゴーでしょうか。特にアップルマンゴーは最高ですね。

野菜の味もこちらの方がアクが強いというか野菜そのものの味がします。

日本のものが弱すぎ?種類?土?人工度が高いから??ニンジンやセロリ、そしてジャガイモなんかが、その代表。

慣れてくると、久々に日本に帰って食べるニンジンがどことなく味気なく感じます。
あと、ケニアは塩が美味しいです 。岩塩だから、みたいです。

こちらでうどんを打つとなかなかの味が出るような気がするのは、この岩塩がいい仕事をしてくれているのかもしれません。


さて、世界中がパンデミックで大変な状況になってきていて、、、欧米は特に凄いことになっているようですが、元イギリスの植民地で今でも多くの欧米人が暮らしサファリ観光でもよく訪れるケニア。
数的には感染者142名死亡者4名と他国と比べるとまだまだ低く感じられますがじわじわと増えてきています。

救いなのはケニア政府が比較的早い段階で対策を行使していること。
国際便の乗り入れを停止して、そろそろ3週間
夜間外出禁止令が発令されてから2週間

昨日は外国人が多く訪れる沿岸部から他地域への移動禁止令が出されたところ。これら対策の効果でこれ以上大きく広がらないことを願っています。

そして先週ぐらいから在ケニア日本大使館から帰国することを検討するようにというメールを再三受領しています。昨日のは大使直々の~在留邦人の皆さまへのお願い~という内容でした。

要点的には、
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ー ケニアの感染者数は増えてきており、今後どうなるかは見えないものの、医療状況からも医療崩壊の危険性や重症患者を治療する施設がほぼ無いに等しく感染して重症化しても治療が受けられない可能性が高く懸念要因が大きい。

ー 治安が悪化してきており、アジア人差別などの状況からも危険。
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確かに言われる通りであり、外務省的にはもっともかと思います。
いろいろ考えてみましたが、それでもやはり自分は帰れないのです。。。

ついては、

何だかいつの間にか、こういう状況になっていることに愕然とはさせられますが、、、何かあったら
ここで死ぬことも覚悟せねばいかん。。。
ということになりました。  Oh,NO....

なんて書くとヘビーな感じがしてきますが、いやこれ今、日本を含めた世界中がそうなんですから、、、と思い直しました。

自分的には特に今この状況の中で国際線を乗りついで長距離移動することに大きなリスクを感じていて、まあよく考えてみれば日本のアメリカ大使館だって日本にいるアメリカ人に対して先日退避勧告を出しているわけですし、、、

ここのところYoutube動画でアメリカのNYやイタリア、スペインなど大変な状況になっている場所で暮らす日本人(主に女性)が発信する動画が出回っており、それらを見ていてNYなどは自分も10年暮らした町なので、どれだけ凄いことになっているのかリアルに伝わってきて、コロナに対する考え方を変えさせてくれました。

2か月前の中国の武漢で起きていた時と状況は悪い意味で大分変わってきている

そしてケニアで広がりつつあるコロナも今は多くが欧米由来の変異して感染力や破壊力がより強くなったL型なのでは???ということ。これは多分今日本で増えつつある症例もそうなのでは、、と思うのです。

なので、ケニアで感染したら死を覚悟せねばという決心をしたばかりですし、、、 長くなりそうだし大変だけど、、、、向こう1-2か月は出来るだけ山(家)から出ないようにしよう
そう考えるようになりました。

先週、1度だけ車を出して山を下りてギルギルという名の近くの町に出て買い出しをしましたが、それ以外はずっとエブル村での山籠り生活が続いています。

宿は開いていますし、サウナも稼働しています。ケニアにいらして、天然サウナと絶景で気分転換したい!と思われる方、どうぞ! コロナ騒動から全く離れた平和な世界が広がってます。





















こうなると、インターネットがとっても重要になってくるのですが、夜間外出禁止令が出て1週間ほどたってからというもの、外出禁止の時間帯になるとネットワークがあまり来ない、、、という状況が始まってしまい。。。うーうー 言ってます。
もしかしてネットワークを保守管理している担当者まで、

外出禁止令を受けて

早く家に帰らないといけなくかったから????

なんて思ったりもしたのですが、、、

真夜中にいきなりビンビンにネットワークが来出したりもするので、さすがにそんな小学校の放送係りのようなことではないようですが、なかなかネットに繋がらない、、、繋がっても弱すぎる。。。ということが多くなりました。
今朝も朝7時からスタンバってましたが、来たり来なかったりでブログを更新できるレベルになったのは9時ぐらいから。

そんなこんなで、でも結構楽しくケニアの山奥でのコロナ潜伏生活を続けています。



最近はトウモロコシの実を村人から購入して、こうして豆をひいて粉にしてくれるミル屋さんまで持っていって粉にしてもらい、犬の餌にしています。

こうすることで都市部のスーパーで買う半額ぐらいの値段になります。大した額ではないのですが農民である村人に直接現金が行くという点を重視




自分がケニアのこんな山奥に生息する一つの理由がこういうものにあると思い、10キロのトウモロコシの粉を背負いながらミル屋までの山歩きを続けています

きっと何時か何かのアイディアに繋がるのでは?と信じて




戒厳令のような状況の中、しばらくは客足ゼロで、そしてこの騒動が少しづつ静まってからも引き続き同じような状況で宿を運営していかねばならないわけなので、、、

以前からもこのブログでも書いてきた、宿に来る客からの収益以外の部分で食っていけるよう模索は続きます。

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