ジャンボ !
営業許可を取得したので、
今日からでも宿を開けて営業できるのですが、
今度は施設の方がまだの部分が多々ある中、
残った資金でどうやって、オープンまで持っていくか、、、、と
数回に渡って工事中の建物の紹介と共にお話ししてきました。
コンポストトイレ、そしてソーラー電気と雨水利用 を
紹介しようと思います。
町での生活で普段使わないもの、という意味で一緒にしてみました。
考えてみればみるほど、
これぞ、電気、水道といったインフラが来ていない場所で生活する際の三種の神器だなあ、、、と思うのです。
使用されている方、そう思いませんか?
例えばソーラー電気。
パソコン、音響、夜間の照明、電話、カメラなどの充電に利用しています。
都会での生活から無くなったものといえば、
冷蔵庫と洗濯機、そしてテレビぐらいでしょうか。。。。
洗濯機に関しては人を雇って手洗いで洗う文化が根付いているアフリカでは
まったく不便しませんが、
冷蔵庫はやはり生活ががらりと変わることは確か。
しかしながら、2年やってみた末、
冷蔵庫だって、時々ベースで大丈夫じゃないの?
と思うようになりました。
天然のサウナがあることもあり、
冷えたビールがここで飲めれば、、、、とはいつも思いますが。
音響機器や照明はソーラーパネルで発電された直流電気をそのまま使っていますが、
コンセントを使用するタイプの家庭用の機器、パソコン、電話、などは
インバーターという発電された電気を家庭用に変換する機械にかませます。
インバーターの前にはバッテリーがあり昼間に発電された電気を蓄電し、
日が暮れてからの電源のソースとして使います。
今のシステムではバッテリー満タン状態から充電されない夜間、4-5時間インバーターを使えます。
夜遅くまでパソコン使いたいなあ、、、と思う時は少し物足りないです。
でも、でもですね。
ここでキャンプという業務を運営していくには十分いけると確信しています。
設備が大きくなってきて、イベントなんかもやるようになったら、
バックアップ用に発電機は必要になるでしょうが、最初は無しで始めます。
そして設備さえ入れてしまえば電気代は存在しません!
100Wと200Wの2つのシステム(合計7万円程度)をもう2年使ってますが、
インバーター(4000円)を一つサブとして買い加えただけで、
時折バッテリーに入れる水を1ボトル200円ぐらいで買って入れるぐらいですメンテは。
どんな山の中でも最低限は欲しいなあと思う電気は自家発電で
賄えるって、、、もの凄いエコだ!って実感しています。
電気をそうして賄って、
屋根からの雨水を利用して、
トイレはコンポスト。
大きな建物付近のコンポスト・トイレは2基あるタイプで、
(まだ土壁を塗る前の貴重な写真)
落下していくようになっていて、下の黄色い大型のバケツでキャッチ。
事後は水を流す代わりに、おがくずを投げ入れて表面を塞ぎ、匂いが出ないようにします。
おが屑の効果とこれだけの落下差をつけたので、上部分ではほぼ匂いなしです。
そして、自分が使ってみて一番使い心地がいいのが、
バケツの上にそのまま便座を設置するタイプ。
ゲスト用にもっと綺麗に見えるよう
いろいろ考案中。
女性も何度かここで宿泊して利用しましたが、匂いがしない!と驚いていました。
アフリカの乾燥した環境だからこそ、という部分も多々あります。
こちらがバケツの中身を投げ入れるコンポスト・ビン。
いっぱいになったら、1年寝かして、その時点でほぼ匂いがしない肥料となっているのでフェンスの植物や木々の肥料に利用する予定。
水が貴重なこの環境で、ジャーと1回Ⅰ回バケツ1杯分の水を流すという水洗行為は、今では考えられません。。。。
この体制だと、
どんなに辺鄙な場所でも自立した生活システムを作り上げられるのです。
そして環境的にも財布にもエコ。
時は2019年。
資本主義から始まり、大量生産と消費を繰り返すようになった現代社会。
その昔、あればよかったと思われていたモノたちを、
全て手に入れて「便利」と言われる世界を作りあげたにも関わらず、
なぜか幸せを感じられない。。。
多忙で時間に追われる都市生活から出て、
自然がいっぱいある場所でゆったりとした時間を過ごしたい。
そういった声が聞こえる頻度が、
増えてきているようにも感じます。
そんな中、
このシステムに大きな未来を感じるのは自分だけでしょうか。。。。
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